ビジネスのデザインというのは、ビジネスが生まれたときから誕生したといっても過言ではありません。
物々交換の時代から競争というのはあったわけですから、その競争を勝ち抜くために各人がそれぞれ様々な創意工夫というのを見せていました。
品質面で他者をリードしようとするものもいれば、レートで差をつけようとするものもいました、中には見た目で差をつけようとしたものもいてそれがビジネスデザインの走りだと考えることができます。

ビジネスデザインの重要性に一早く気づくことができるかどうかというのは、人それぞれ異なるものではありましたが、見た目の印象で客を呼び込もうとする人が昔から存在したということは紛れもない事実となっています。
現代のようにデザインの重要性というのを知られている時代ではなくても、感覚的に見た目というのは大事な要素であるということに気づいていた人は少なくありません。
ただし、それがどの程度重要なものであるのかということに関してはあくまでも経験則でしかなく、統計などがなかった時代にはいいデザインには集客効果があるであろう程度の認識しかありませんでした。
それが近年になってからははっきりと見た目で売上というのは大きく変わるものだという認識が生まれ、データが取られるようになったことからデザインの重要性というのは高まっていくことになったのです。
特に現代のように過当競争状態では、どれだけ周りのライバルに差をつけることができるのかとなった時に、デザイン部分での差がつくようになっています。
同じような機能であれば、見た目の印象が強く多くの人に好まれるようなものが競争を勝ち抜くことができるものとなっていますから、いかに多くの人の印象に残る見た目のものを作ることができるかと多くの人がしのぎを削っているのです。
歴史自体は非常に古いものがありますが、現代こそがビジネスデザインの最盛期にさしかかっている状況となっています。

uo

大阪生まれ。大学卒業後、家電メーカーに入社し経理部に配属、固定資産管理システムの構築等に従事した後、大阪のウェブ制作会社でデザイナーとして、全国展開するホテルのキャンペーンサイト、ECサイト等の構築に従事。その後、京都のSierにて国内大手物流会社のコーポレートサイトの保守・運用に従事。現在、N’s Creates エヌズクリエイツにて「IT × デザイン」で企業の問題解決にあたる。