魚返 真哉魚返 真哉 / 2017年3月15日

工業デザインとその歴史

工業デザインとは、美しさや使い勝手の良さを追求することによって生み出されたものであり、結果的にその工業製品時代の価値を高めることができます。
特に現在は品物の質がある一定のレベルを保つことが可能になったので、差別化をはかるためには、優れたデザイン性が欠かせないものになっています。

デザインの優劣によって、商品の価値が異なってくるので、売り上げにも多大な影響を及ぼすようになっています。
工業デザインが生まれたのは、大量生産品の粗悪さを指摘した人物が現れた19世紀初頭のことです。美術評論家が、生産と技術が切り離されたことによって、商品のデザインが劣悪になっていると指摘しました。その考えをデザイナーが受け継ぎ、製品と芸術を両立させることを提案しました。
それと同時に、その頃、産業革命によって生まれた新技術や新素材が世界に広がりはじめて、工業デザインの重要性が重視されるようになりました。金属やガラスによる有機的造形や、印刷技術が進化したことにより複雑な柄を表現できるようになりました。
しかしすぐに製品に芸術が取り入れられたわけではなく、最初は美術家や建築家、工芸家などが企業から依頼を受けてデザインについてのアドバイスを行うことから始まりました。
その後、少しずつ使い勝手の良さだけを重視する時代から、美や芸術を取り入れることが目的ではなく使い勝手の良さを壊すことなく美しさを取り入れることが大事だという考えに移行していきます。
美を取り入れる方法が手作業で行われることが多かったのですが、工業化が進むことによって効率的にデザイン性を高めた製品作りが可能になりました。
現在では、高い機能性だけでは商品が売れないというのは当然のこととなっているため、機能性の高さと芸術性の高さのバランスが大事になってきています。
日常に使い生活品から、車などの機械製品に至るまで、すべてにおいて美しさを求める時代になっています。

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