ヘアデザインとはヘアスタイルに代表される、頭髪についてのデザインです。
これは時代とともに大きく変遷をしてきました。
ここでは戦後日本の、1950年代以降現代に至るまでのヘアスタイルの流行の変遷について紹介しましょう。

まず1950年代に男性の間で人気だったのは慎太郎刈りと呼ばれるものでした。
少し長めの前髪が額にかかり、脇をスッキリと刈り上げた形です。
芥川賞を受賞した石原慎太郎氏がしていたヘアスタイルです。
女性の間ではヘップバーンカットです。
フロント部分の毛先を剃ったストレートバングにします。
それからサイドの毛はバックの方へ流し、バックは襟足いっぱいにカットしています。
オードリーヘップバーンの特徴的な髪型でした。
1960年代では男性はビートルズを真似したマッシュルームカットや、長渕剛がしていた狼カットなどが人気を博します。
またアイビーカットという七三に分けたショートヘアも流行しました。
女性の間ではツイッギーカットというのが流行します。
特徴的なシャープなショートカットはヴィダルサスーンであったともいわれます。
1970年代では男性の間では健太郎カットに代表されるような、パンチパーマが一生を風靡しました。
オールバックではなく、パーマをかけてからカットするタイプのヘアスタイルが人気でした。
女性ではロングヘアが人気を集めます。
南沙織や麻丘めぐみ、キャンディーズの伊藤蘭のヘアデザインを、真似する女性が非常に多かったのが特徴です。
1980年代では男性の間で大きく人気だったのは、チェッカーズカットやリーゼントでした。
またツーブロックやテクノカットが流行したのもこの時期です。
女性の間では松田聖子がリーディング役を果たします。
ワンレンやソバージュも人気でした。
1990年代では男性はロン毛が木村拓哉などの影響で流行します。
女性の間ではシャギーやショートカットが一般的でした。
２０００年代以降のヘアスタイルは非常に多様化します。
中性的というキーワードが人気になるのもこの辺りからでした。

uo

大阪生まれ。大学卒業後、家電メーカーに入社し経理部に配属、固定資産管理システムの構築等に従事した後、大阪のウェブ制作会社でデザイナーとして、全国展開するホテルのキャンペーンサイト、ECサイト等の構築に従事。その後、京都のSierにて国内大手物流会社のコーポレートサイトの保守・運用に従事。現在、N’s Creates エヌズクリエイツにて「IT × デザイン」で企業の問題解決にあたる。