魚返 真哉魚返 真哉 / 2017年6月21日

ガラスデザインとその歴史

ガラスデザインとは、ガラスを使った工芸品や美術品などを総称したものです。
家の窓ガラスなど身近にあるものから、骨董やアンティークなどの美術品、そして現代アートに至るまで様々なところで使われており、創作表現物としての役割を持っています。

ガラスを使った製品の歴史は、紀元前にまで遡ります。
およそ5000年ほど前にガラスがメソポタミアで登場したといわれており、古代エジプトなどでも貴重な宝石として扱われていました。
その後、世界各地に広がり、日本にも2~3世紀頃に伝来したとされています。
インドから中国をへて伝わり日本にも伝来し、8世頃には正倉院にガラスが保管されるようになりました。
その後、ガラスを試行錯誤してデザイン性を高めたことにより、ステンドグラスや鏡ができて15世紀頃にヨーロッパで大流行します。
その後、ガラスを駆使して食器などにも使われるようになり、日本にも16世紀頃になるとガラス製の食器が渡来するようになります。
ヨーロッパでは協会などに設置されているステンドグラスが身近にあったことから、ガラス製品は欠かせないものになります。
日本では文化的にガラス製品の工業化があまり進まなかったものの、20世紀に入ると板ガラスが住宅用に広く普及されるようになり、現在に至っています。
またインダストリアルデザインとしてガラスを使用されるようになり、企業内でガラスデザイナーやガラス職人などが存在するようになり、ガラスを使った工業製品が登場するようになりました。
壊れやすいガラスの性質を改善して耐久性を高めたり、透明な美しさをさらに生かすことができるようなデザインを考え出すことによって、芸術性を高めた製品を作ることができるようになりました。
一方で、個人の芸術家によってガラスを使った芸術品も作られて人気を博しています。
ガラスデザインは奥深さがあるので、工業生産的な流れと芸術作品を制作する流れの両方によって発展しています。

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