世界には、さまざまな建築物があります。
国によって、また時代によって、建築物の姿は異なっていました。
遡って建築の歴史を見ていくと、人々の考え方などが見えてくるようになります。
建築物を見る際は、大きさに目が行くことが多いですが、特に注目するべきなのはデザインの方です。
どのような建築物を造るかは、人々の思想と深く関わっています。
もちろん、持っている技術力が高ければ高いほど、複雑な建築物を造り出すことができるため、昔と比べて現代の方が複雑なデザインの建築物が目立ちます。
新石器時代のような古代では、複雑な建築物を造るだけの技術がありませんでした。
そのため、見た目の印象もシンプル・単純なものが多くなっていたのです。
しかし、徐々に文明・技術が発達していくにつれて、建築物の構造が複雑化していきました。
最初は大きさや並べ方もバランスが取れていないものが少なくなかったところ、しっかりと均整の取れた建築物を造ることができるようになったのです。
中世になると、宗教的な要素を多く含んだデザインの建築物が造られるようになりました。
宗教によって、考え方は非常に大きく異なっているものなので、建築物のデザインにもその考え方の違いが反映されているのです。
迫力のある形をした建築物、きらびやかな色の建築物など、さまざまなタイプが見られました。
また、高さ・大きさにもこだわり、権力の強さを示したりすることもあったのです。
長い歴史の中で、建築のデザインは変化に変化を重ねてきました。
20世紀・21世紀になると、デザインを構築するに当たってグラフィックの技術を活用することができるようになったことで、それまでの世界には存在しなかったようなデザインを実現することが可能になっています。
古代の建築と現代の建築で共通する点もありますが、大きく異なっている部分の方が多い印象を受けます。建築デザインの歴史は、人々が変化してきた歴史でもあります。
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