UX / UI のデザインに強いWebシステムの開発と、BtoB Webマーケを支援するWeb制作を提供する
N's Creates (エヌズクリエイツ) 株式会社 の 中田和行@神戸のデザイナ社長 (facebook) です。
「イノベーション」という言葉。最近ではごく一般的に使用されており、
経済産業省・特許庁の「デザイン経営」宣言の中にも出てきますが、
実際には、どのようなことが「イノベーション」とされるのでしょうか?
前回のブログの「ブランド力」と同様、
定義のわかりづらいこの言葉に、どういう意味が含まれているのかを、
今回は見ていこうと思います。
イノベーションという言葉を直訳すると「革新」ですが、
この言葉を経済発展と結びつけたのが、経済学者のヨーゼフ・シュンペーターです。
彼は「経済発展の理論」の中で、イノベーションは5つに分類されると書いています。
これら5つをまとめていくと、新しい製品やサービス、仕組みができ、
それが新たな価値を生み出すこと─これが、イノベーションの定義なのだそうです。
身近な例でいくと、やはりここでもアップル社が良い例として挙げられるのではないでしょうか。
当時はIBMが産業向けのコンピューターしか生産していませんでしたが、
それを個人向けのものとして作りました。
これは、前述の「新しい販売市場の開発」「新しい生産物または生産物の新しい品質の創出と実現」に値します。
さらにそこから、「新しい生産物」としてマウスやiMac、iPhone、iPadなどを販売し、
数々のイノベーションを起こしています。
ただ、これは、スティーブ・ジョブズ氏のビジョンによる力や、
デザイン面に関してはジョナサン・アイブ氏の功績も大きく影響しているので、
どこまでがデザインの力によるイノベーションなのかは定かでありません。
しかし、持っている技術を見た目や設計といった観点で問題解決に活かすという側面では、
間違いなく、デザインがイノベーションの橋渡しになっているのだと感じています。
最近、これはデザインによるイノベーションのわかりやすい例だと感じるものを思い出しました。
それが、マインカフォンです。ご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか?
これは、地雷撤去のために使用される球体状の物体で、風で動きます。
最近ではドローンなどもあるようですが、もともと開発されたのが、このマインカフォンなのだそうです。
イラクやアフガニスタンなど、60カ国以上に1億発は埋まっていると言われている地雷。
命を奪われたり、子供たちが遊び場を失い、さらには撤去そのものも危険も人手も要する─
という課題をデザイン的な観点で解決しているプロダクトだと感じています。
何かしらの問題に対して、製品や仕組みを用いて解決し続けていくこと。
これこそ、デザインがイノベーションにおいて役立つ大きな一つです。
しかし、「経営」という点で見つめ直すと、やはり、机上の空論ではいけません。
デザインも大切ですが、ビジネスとしてどのように展開させるのかなどバランスが大切です。
日本企業は、デザインへの投資を蔑ろにしがちだったところが大きくあると思いますが、
「ビジネスのためのデザイン」を、
デザイン企業へ相談することで解決できることが思う以上にたくさんあるような気がしています。
自社の商品やサービスだけではなく、ノウハウや強み、さらに顧客層の潜在的ニーズの発掘など、
デザイン的な観点が、発展へ結びつくイノベーションになるのではないでしょうか。
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