UX / UI のデザインに強いWebシステムの開発と、BtoB Webマーケを支援するWeb制作を提供するN’s Creates (エヌズクリエイツ) 株式会社の永富です。
先日デザインチームのMTGで、デザイナーやIT業界の人が使う言葉の話題になりました。
日本語は、漢字ひとつで意味が大きく変わったり、微妙なニュアンスの違いが出たりしますよね。細かいことは気にしなくても、意図が伝わればいい!という感覚で問題ないこともしばしばありますが、言葉ひとつでクライアントとの認識ずれが起こる可能性もあります。
細かいことは咎められたりしない環境だったとしても、正しい言葉を知らないよりは知っていた方が絶対にいいですよね!
というわけで、デザインやITの業界でよく出てくる言葉のなかで、一文字違いで大違い?な言葉を紹介します。
「しょこう」という言葉、デザイナーやデザインのやり取りをされている方ならよく使われる言葉だと思います。この言葉には、2種類の異なる漢字をあてることができますが、「初稿」と「初校」正しいのはどちらでしょうか?
辞書(Weblio辞書)を見てみると、
初校 最初の校正。また、その校正刷り。
初稿 最初の原稿、最初の原案のこと。
とあります。
「校正」とは、主に印刷業界で使われる言葉ですが、上がってきた誌面や記事などの内容、レイアウトなどを確認する作業のことです。場合によっては印刷して確認することもあります。つまり、「初校」とは、その確認作業を初めて行う際のバージョンのことを指します。
一方「初稿」は、クライアントからもらう最初の原稿のことを指します。つまり、それをデザインに反映してデザイナーが出すものが「初校」ということになります。
実際のところ、印刷に関わるクライアントの案件でない限り、「校正」や「原稿」といった言葉に触れる機会は多くないかもしれませんし、慣れないと「どっちだったっけ?」となってしまいがちです。
デザイナーやディレクターの方でも「初校」の意味で「初稿」と書いていることも多いので、それほど目くじら立てられることはないですが、知っていて損はないですよね!
こちらはよく話題になるワードですね!
最初のWだけ大文字なのか、全て大文字なのか論争。。色々な派閥もありそうです!笑
よく説明として目にするものとしては、
「全て大文字で表現する言葉 = 単語ごとの頭文字を取った略称だから、World Wide Web の中の”Web”を取った言葉を全て大文字表記にするのは不自然」
とする意見です。
確かに、IT = Information Technology ですし、表記揺れのようにも思えますね。
とはいえ、デザインチーム内でのMTGでは「体感では今は”WEB”表記のほうが多そう……」というコメントも。私も普段の生活で目にする頻度としては圧倒的に”WEB”表記だと思います。
となれば、結局どっちでもいいのかも……???と思えてきますが、やっぱりこれも知っているに越したことはないですよね!
一番問題なのは、知らずに表記揺れが起こること。知った上で状況に合わせて使い分けられればいいですね。
ちなみに、私が社会人向けのデザインスクールに通っていたとき、講師の方に「ダサいけど、一番安全なのはカタカナ表記だよ」と言われました。
間違いないですね。ちょっとダサいけど。
今回は、間違いやすい?ややこしい?言葉の話題をお届けしました。
デザインの話をしていると、レイアウトの工夫だったりカラーリングだったり、もちろんUIであれば操作しやすいデザインだったり、見た目のところに気を配ることが多くなります。
でも、わかりやすい言葉遣いや、ユーザーとの認識違いが起こらない言葉選びも同じくらい大切です。また、業界や仕事への意識が、そのまま細かい言葉への意識に現れるようにも思います。
普段何気なく使っている言葉をあらためて調べてみるのも面白いかもしれませんね!
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