UX / UI のデザインに強いWebシステムの開発と、BtoB Webマーケを支援するWeb制作を提供する
N's Creates (エヌズクリエイツ) 株式会社 UIコーダー 齋藤 (@31mskz10) です。
最近は日本国内だけでなく、英語圏や中国など他の国にもサービスを利用してもらったり、ウェブサイトを閲覧してもらうことを前提とする場合も多くなってきました。
そうなってくると「多言語対応」が重要になってきています。
多言語対応と聞くと、「英語に翻訳すればいいんでしょ?」くらいの認識しかない場合があります。
実は「多言語対応」は「翻訳対応」だけではありません。
今回は誤解されがちな多言語対応についてまとめておきます。
翻訳した影響で文字数が大きく変わってしまい、その影響で表示崩れが発生したり、表示がキレイでなくなる可能性があります。
その場合、できる限り文字数を減らして日本語の文字数に近づける方法と、文字数が変わっても気にならないようなデザインにする方法の2パターンがあります。
国や地域によって好まれるデザインが違うという点も考える必要があります。
例えば「縦書き」は日本語だと違和感がありませんが、英語圏に限らず多くの国ではあまり使われることがありません。
多言語対応が最初から分かっている場合は、対応する国や地域でも問題ないデザインかどうか意識しながら作成する必要があります。
例えば日本語だと「山田太郎」とすると人物名のサンプルなんだなと分かります。
ただ、これを直訳して「Yamada Taro」としても英語圏の人からすると「何?人物名?誰?日本の有名な人?」となってしまいます。
英語圏では「John Smith(ジョン・スミス)」が、山田太郎的な位置付けの名前です。
ポストの色は日本では赤色ですが、アメリカやロシアなどは青色、ドイツ、フランスなどヨーロッパ大陸では黄色が主流です。
中国やアイルランドは深緑色、オランダやチェコなどではオレンジ色という風にさまざまです。
形も様々なので、画像に赤色の日本のポストを使っていたとしても他の国の人は分かりません。
他にもりんごは英語の色名では緑色の代表になっています。
このように画像内に映っているものが、他の国だと認識してもらえない可能性があります。
こだわるのであれば、言語に合わせて適切な画像に切り替える必要があります。
このように考えていくと、結構大変な作業だと分かるのではないでしょうか。
Google翻訳に文章をコピペして、翻訳すれば終わりではありません。
そもそも中途半端に対応して、結果「このサイトちゃんと対応していないな…」と思われるくらいなら、対応せずにユーザーの翻訳に頼った方がいい場合もあります。
実際に自分自身、中途半端に日本語化されているサイトを見て「大丈夫かな…公式だよね?怪しくない?」と思ったことがあります。
最近のブラウザには翻訳機能がついていますし、翻訳するだけならそれを使ってもらうのも1つの手です。
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