N’s Creates 開発チームの本田です。N’s社内でもWeb開発で重宝しているLaravelですが、2月14日にLaravel 10がリリースされました。僕自身、Laravelを本格的に触るのは、去年5月に入社してからでそれまではCakePHPを扱っていました。今ではPHPといえばLaravelと言っていいほど普及していますね。今回はLaravel 10のアップデート内容、新機能について紹介していきたいと思います。
いきなりポイントの話になりますが、Laravel 9ではPHP8.0以上で足りましたが、今回リリースされたLaravel 10では8.1以上が必要になるのでお気をつけください。
Laravelではテスト用フレームワークPHPUnitをサポートしています。”php artisan test”実行時に”–profile”が利用になったことでキャプチャのような処理が重い機能を列挙できるようになりました。大規模な開発を行っていると、パフォーマンス改善の課題は必ず出てきます。このアップデートは有意義なのではないでしょうか。
自動パスワード生成といえば以前まではStr::randamを利用していたチームが多いのではないでしょうか。今回のリリースでパスワード生成用のメソッドStr::passwordが追加され、セキュリティを考慮した文字列生成を行えるようになりました。このリリースも各サービスで利用される機会があるかと思います。
プログラム内でlinuxコマンドを実行したい時、以前はSymphonyのProcessコンポーネントを利用するかPHP標準のexecを利用する必要がありました。Laravel 10では、Processファサードが追加されたため、Processコンポーネントのような周りくどい書き方やPHP標準を使わなくても、簡単にコマンド実行~結果取得、Unit Testが行えるようになりました。Webシステム本体でコマンド実行を使うことはあまりないかもしれませんが、バッチ作成の時などには活躍するのではないでしょうか。こちらも今回の大きな変更点の1つです。
今回Laravel 10のリリースノートの中でも主だったものを取り上げました。この他にも細かいアップデートがいくつかあります。ちなみにLaravel 10はテスト導入にも対応しているようです。開発環境で検証だけしてみたい時などに便利ですね。それでは!
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