UX / UI のデザインに強いWebシステムの開発と、BtoB Webマーケを支援するWeb制作を提供するN’s Creates (エヌズクリエイツ) 株式会社の永富です。

最近、とあるサービスのβ版アプリユーザーテストの参加者の募集があり、いちユーザーとしてテストに参加できるというのはデザイナーとして貴重な体験だと思ったので申し込んでみました。

ユーザーテストといっても、実際にインタビューを行なって会話しながらユーザーの声を集めるような手法から、普段アプリを利用しているユーザーに簡単なアンケートをとるような手法まで、様々な規模感のやり方があります。

今回私が参加したのは、β版の開発中アプリをダウンロードして、実際に登録済みのアカウントでアプリを使用することができ、その使用感をWeb上のアンケートで答えていく方式です。テストの中でもライトな方の手法ですね。

ユーザーテスト開始!

Testflightからダウンロードして、いつも使っているアカウントでログインしてテストをスタート。

基本的な機能については大きな変更はなく、主に機能の改善が進められているようです。

UIはかなり大規模に改修され、よりモダンなアプリデザインになっていました。サービスとしての形が出来上がり、さらなる使いやすさを追求するフェーズに入ったのかな?という印象を受けました。

いつもα版で使用している機能の画面を一通り見てみてから、テストユーザーへのアンケートを開始。現在のβ版で利用できる機能(画面)について、満足度や具体的な感想をひとつずつ問われます。

当たり前ですが、テストユーザーに最後まで答えてもらって有益な情報を得るためには、このアンケートのUIも大事ですよね。1画面に表示される質問項目の数が1〜2個で、さくさく進められて快適でした。

全部で15問程度の項目に全て答えて、ユーザーテスト終了です。所要時間は10分程度でした。

強制的にユーザー視点になってみて得られた気づき

あらためて発見があったのが、新しい機能名を挙げて「●●を利用しましたか?」、「●●の機能があることに気が付きましたか?」という質問です。

便利な機能でも、利用してもらえなければ意味がないため、まずは機能の存在に気づいてもらうことが重要です。しかし、デザインしている側やサービスを考えている側は、その案件に長く携わるほど客観的に見ることが難しくなってくるので、「その機能があることに気付いてすらもらえない」という課題には目を向けづらくなることを改めて実感しました。

「そういえば気が付かなかった」「この機能使わなかった」という純粋なユーザーとしての体験ができて、よい学びがあったなと思います。

社内でも共有してみました

社内のMTGでも、ユーザーテストについて少しディスカッションや共有をしてみましたが、「サービスの提供側として使って欲しい機能を、実際にユーザーに使ってもらうのは思った以上に難しい」という肌感覚の意見も。

ユーザーテストの領域まで行う案件となると、開発期間や予算規模も大きくなるため、どの案件でも実施できるわけではありません。しかし、ユーザーからの生の声を聞く機会は、アプリ開発に限らずどの分野においても重要なことです。予算とスケジュールが許せばやっておくに越したことはないプロセスだし、今後会社としてもそういった実績を増やしていきたいね、と代表の中田さんからも一言。

良いデザインを生み出すためにはまず情報収集と想像力だなと実感する良い機会でした。今後もこういったテストに参加できる機会があれば積極的にやっていこうと思います。


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