UX / UI のデザインに強いWebシステムの開発と、BtoB Webマーケを支援するWeb制作を提供するN’s Creates (エヌズクリエイツ) 株式会社の永富です。

最近とあるブログ記事を読んだことをきっかけに「UXデザインとは何か」について考えることがあったので、今回はその記録も兼ねてつらつらと書いていこうと思います。

UXデザインはデザイナーだけがするものではない

普段、私はUIデザイナーとしてWebサービスやアプリのUIデザインに携わっています。

多くは画面上でのUIをどうデザインしていくかを考え、それを形にしていく作業になるわけですが、デザインする上で一番重要な基準としなければならないポイントの一つは、「操作するユーザー体験を少しでも良いもの、快適なものにするにはどうしたらよいか」というところです。

ユーザーの目的が何かをECサイトで購入することであれば、商品を探しやすくしたり、購入時に必要な操作ができるだけ楽になるとよいかもしれませんし、SNSであれば投稿のハードルを下げるようなボタン配置や、たくさんの投稿をより見やすくする工夫が必要かもしれません。

「ユーザーが、どんな時にどんな目的でそのサービスを利用するのか」「どんなことで迷いそうか」など、実際にユーザーがどんなことを体験するのかを常に想像し、できるだけ快適に操作できるような手法を考え、それを画面上に落とし込んでいくのがUIデザインだと思います。

ただ、これって画面上にデザインすること以外は全ての仕事に共通することではないでしょうか?

さらに言えば、日常生活全てにおいて考えるようなことかもしれません。

「人間関係を作るのはUXデザイン」説

たとえば上司やクライアントに確認依頼や相談をしたいとき。

とりあえず情報の共有や進捗の報告だけをしたいのか、特定のポイントについてOKかそうでないかの判断をしてもらいたいのか、進め方の相談をしたいのか。

会話形式で時間をつくってほしいのか、とりあえずさっとコメントだけでもしてもらいたいのか。

何をどんな形で聞きたいかや、相手の仕事の状況や性格、担当業務によって用意する文章や相談の仕方を変えてみると、仕事がよりスムーズになるのはよくあることです。

これって「確認依頼に対応するという体験を、上司やクライアントにいかに快適にしてもらうかを考えるUXデザイン」といっても過言ではないと思います。

そしてこれは仕事に限ったことでもありません。

例えば友人を遊びに誘うとき、「●日って空いてる?」だけだと良くない!みたいな話はよく耳にしますね。

単にその日の予定の有無だけでなく、誰と何をするのかまで伝えてくれたり、仮に断っても罪悪感が生まれづらいような聞き方をしてくれる人のほうが、また会いたいなと思ってもらえることが多いと思います。

こうして考えてみると、「他人に何かをしてもらうとき、いかに相手にとって快適でいてもらうかを考え、実践すること」全てがUXデザインなのかもしれません。

考えるきっかけになった記事

今回こんなことを考えるきっかけになった記事を紹介しておきます。

https://note.com/osi_ire/n/ncebe5785f9b9

UXデザインの一番小さなはじめ方

「日常の全てはUXデザインの実践の場である」という一文をきっかけに、今回の記事の内容を考えることになりました。

とりわけUXライティングについて注目されていますが、「文章を考える」前にまずは「相手のことを考える」ことの重要性をわかりやすく理解できる素晴らしい記事でした。


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