UX / UI のデザインに強いWebシステムの開発と、BtoB Webマーケを支援するWeb制作を提供する
N's Creates (エヌズクリエイツ) 株式会社 の 中田和行@神戸のデザイナ社長 (facebook) です。


今目の前で起きている問題のより良い解決策を練ったり、
今のビジネスを、これまでにはない新しい形にするためのアイデアを考える。

あるいは、仕事に関することだけではなく、
友人や知人の話を聞きながら、
こうしたらいいんじゃないか、もっと違う方法があるのではないかと考えて提案する。
自分でつくったものを提供して事業を始めようと決めてからはとくに、
このような何かしらの「解決策」や「アイデア」を考えることを、常に意識してきました。
そのせいか、何かしらの「不快・不満」を感じたら、ほぼ自動的と言えるくらい、
解決策を見出す思考回路になっていますが、実際にそれらの解決策やアイデアが、
僕自身の頭の中で、どういうプロセスでアウトプットされているのかと聞かれたら、
自分でも説明するのが困難でした。
ところが最近、知人から相談を受けた際、
自分がアイデアを思いつくまでに、(ざっくりとではありますが)ステップがあるということを発見しました。
いや、発見というより、自分のノウハウを、少し言語化できたかな?という感じでしょうか。

複雑なことを複雑に考える=考えられない

問題解決やアイデア出しが必要なとき、僕が最初にすること─
それが「構造化」あるいは「モデル化」です。
どういうことかというと、「それってつまりこういうことですよね?」と、
相手に簡潔な言葉で伝えられるまで、余分な要素を削ぎ落とすということです。
例えば、「何か新しい形のイベントがやりたい!」という相談を受けたとしましょう。
もちろん、その背景には、立案者の思いや現状、さまざまな情報が入り組んでいます。
これらを、文章ではなく図示化できるまでシンプルにしてしまいます。
これは、次のステップとなる、
“考えなければならないポイント”を決めるためです。

【イベントがやりたい(要望)】
【イベントがマンネリ化している(現状)】
【特になし(今ある手段)】
【これまでと違う方法で、売り手と買い手をつなげたい(目的)】
複雑なことほど、複雑に考えてしまうと、
問題の本質や本来の目的を見失いがちなので、
とにかく最初は、メモ帳などにその問題を「絵」や「図」で描いてみます。

どこにフォーカスして考えるのか?

そして次に、前述の“考えなければならないポイント”=「フォーカスするポイント」を見極め、判断します。
先に挙げた例で、
【これまでと違う方法で、売り手と買い手をつなげたい(目的)】に
フォーカスすると判断したら、
そこから先は、<発想>という次のステップになるので、
それ以上そこに留まることはしません。
一方、そもそもの問題や、現状といったところにフォーカスし、
全く別の新しいアイデアを出すのではなく、
その問題を根本的に解決するための策なりアイデアを出す、というケースもあります。
どこにフォーカスするのかで、次の<発想>というステップも大きく変わるのかもしれません。

発想

どこにフォーカスするかを判断したら、あとは発想するのみです。
しかし、必ずしも、これまで誰もやったことのないようなやり方が
いいアイデアになるとは限りません。
フォーカスしたポイントを押さえた発想、
すなわち、要望と問題の本質を捉えた発想でなければなりません。
それらを踏まえたうえで、これまで自分が見たり聞いたりしてきたものと掛け合わせてみたり、
自分だったら、こういう風にできたらいいなと思うことを具現化しながら発想します。
発想に関しては、以前ブログにも書きましたが、訓練のようなものだと思っています。
とにかく「知っているもの」「見たことがあるもの」のストックを
自分の中に多く持っておくことは不可欠です。

とにかくシンプルにしてからスタートさせる

このような感じで、ざっくりとではありますが、
①構造化 ②フォーカスポイントの判断 ③発想
という3ステップで考えることが、僕の場合は多いようです。
ポイントは、最初から具体的な解決策やアイデアを出そうとするのではなく、
とにかく全体像をシンプルにして把握しておくこと。
そうすることで、より柔軟に、
より的を得た案を生み出せるような気がしています。
こうして自分がどういうプロセスで、仕事をしたり相談に乗っているのかというのを改めて分析してみると、
また、そこから新しいアイデアも生まれてきそうだな、とも感じているところです。


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