UX / UI のデザインに強いWebシステムの開発と、BtoB Webマーケを支援するWeb制作を提供する
N's Creates (エヌズクリエイツ) 株式会社 の 中田和行@神戸のデザイナ社長 (facebook) です。
前回のブログで、アプリデザインで感じる喜びや苦しみについて書きましたが、
もう一つ、大きなことを書き忘れていました。
<デザインアイデアが出ないとき>─これは苦しみの一つですが、
何とか良いアイデアをひねり出せれば大きな喜びにもなります。
僕は比較的、何かを考えたり、新しいものを生み出すのが好きな方ですが、
それでも、
「ちょっと追加で何か新しい機能を提案して欲しい」といったざっくりとしたご依頼を受けたときなどには、
なかなかアイデアがでないこともあります。生みの苦しみとでも言いましょうか。
そこで今回は、デザインアイデアが出ないときの僕たちの解決法を一部、ご紹介したいと思います。
アイデアが出ない…そういうとき、いつもやっていることが2つあります。
まず1つ目は、アイデアツールを使って考える方法です。
僕たちが使っているアイデアツールにはいろいろなものがありますが、
例えば「カラーバス」と呼ばれるツール。
これは、あらかじめ自分で色を決めて、その色をした物が目に入ったらとにかくどんどんメモしていき、
メモしたものを組み合わせて連想・発想するというものです。
ほかにも「6観点リスト」というツールもあります。
これは、始めに何かしらのテーマを決めます。
次に、【人/モノ/プロセス・関係性/環境/意味・価値/五感】といった発想元となる6つの観点から、
何でも良い(テーマとは関係なくてもOK)ので思いつくままに書き出します。
そして、書き出したそれらを、最初に決めたテーマにどのように活かせるのかと考えていくものです。
このようなアイデアツールは、考えが煮詰まったときの発想の転換になるだけではなく、
アイデアの着想元もストックできるので、普段からよく活用しています。
デザインに限らず、いろんな分野で活用いただけるのツールだと思うので、
近いうちに、僕たちが使っているアイデアツールを何かしらの形で、
Webからダウンロードしたり、
ブログを読んでくださっている皆さまの手元に届けられるようにしたいと考えているところです。
そちらも、楽しみにお待ちください!
2つ目は「ユーザーの生活や行動とそこにある”課題・問題”」にフォーカスして考えるという解決法です。
とくにアプリの場合だと、どうしても機能ベースで考えてしまいがちですが、
結局そのアプリを購入するのは人です。
ということはすなわち、その人の生活スタイルやそこに伴う行動があるというわけです。
ですので、
を考え、そこから、例えば手の空く時間に見るのがテレビなのか雑誌なのか、
SNSなのか(これらのなかでもFacebookなのかinstagramなのか)などをリサーチします。
その人の生活の中で、どのタイミングで何に接しているのかを考えることで、
タッチポイントが見えてきます。
タッチポイントがクリアになると、効果的な宣伝アイデアも考えることができます。
アプリの企画アイデアだと、それらの行動のなかで困っていそうなこと=課題を見つけられると、
より企画も出しやすくなりますし、「課題」さえ出てくれば、そこから発想を膨らませられます。
このように、アイデアが出てこないときは、
自分の中に「インプットされている情報」をツールを使って新たな発想として転換させたり、
使う人の行動を分析して課題を抽出して、考えています。
“出てこない時間”はとても苦しいものですが、
生み出せた新しいアイデアをお客さまに喜んでいただける幸せは、何ものにも代え難いと常々感じています。
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