UX / UI のデザインに強いWebシステムの開発と、BtoB Webマーケを支援するWeb制作を提供する
N's Creates (エヌズクリエイツ) 株式会社 UIコーダー 齋藤 (@31mskz10) です。

最近ランチに行ったときにふと思ったことです。
お店に置いてある紙ナプキンは、2つ折りの状態になっていますが、キレイに半分になっているのではなく、必ず片方が長くなっています。

キレイに半分になっていない理由は何かあるのでしょうか?

実際に使うと気がつくこと

実際に紙ナプキンを取るときのことを考えると気がつくかもしれません。
紙ナプキンは大抵、束になって容器に入っています。

この状態で前から紙ナプキンを1枚取ろうとすると、他のナプキンには自分の手が触れずに取れるようになっているのです。

単純にオシャレだからではなく、ちゃんと利便性という観点からも合理的な形になっていたのです。

そして、きっと実際の利用シーンを想定しないとこの発想は生まれなかったでしょう。

利用シーンを想定しなかったことによる失敗例

この紙ナプキンを見て、連想で思い出した話があります。
私はデザイン系の専門学校に通っていたのですが、先生から昔あった失敗例として、「お店の位置を示す看板デザインの話」を聞きました。

お店の位置を示すために、お店の基本的な情報と、矢印を掲載した看板をデザインしたそうですが、その看板が裏表の両方必要なタイプだったそうです。

そこでその人は、何も考えずに裏表同じように作成して看板を作成したのですが、実際に考えてみると、矢印の向きは表と裏で反転させないと、まったく逆の方向を指し示すことになってしまいます。

最終的にどのような形になるのか、設置イメージを考え切れていなかったことによる失敗例として紹介されていました。

利用シーンを想定することの重要性

利用シーンや掲載イメージを想定することは非常に重要です。
もっと広い意味に言い換えると「ゴールから逆算することが重要」と言えるかもしれません。

ゴールを想定していないと「オシャレだから」「なんとなく」という理由でデザインが進んでしまいます。

逆に利用シーンを想定するだけで、デザインは一気に説得力のあるものになります。

  • このサービスはユーザーが、片手間で操作することが多いから、よく使う機能は片手で押しやすい場所に配置した方がいいかも?
でも、この機能に関しては使用頻度が低いから別の場所にしよう
  • このサイトは家ではなく外出先で見てもらうことを想定しているから、画像をいっぱい載せてリッチにするよりも、実は文字を多めにしてページが早く表示されつつも、欲しい情報にアクセスできるようにした方がいいかも?

「これって最終的にどうやって利用されるの?」「どんな人が利用するの?」と常に自問自答していきたいものです。


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