UX / UI のデザインに強いWebシステムの開発と、BtoB Webマーケを支援するWeb制作を提供する
N's Creates (エヌズクリエイツ) 株式会社 UIコーダー 齋藤 (@31mskz10) です。

最近は「ながら見」がブームになっています。

  • YouTubeを見るときは基本倍速 or 10秒スキップを活用しながら見る
  • 映画も倍速で見る
  • とにかく流し見でコンテンツを摂取する

自分自身これらはしていますし、共感できます。
こうした流れはよくニュースサイトなどで「悪いことだ」とされていますが、個人的にはすでに「ながら見」を前提とした機能やコンテンツの作り方をしていると感じる場面がよくあります。

「ながら見をするな!」ではなく、「もう仕方ないよね、そういう流れになっているよね」として受け入れて、その前提で機能やコンテンツを考えていく必要があります。

ながら見が前提の機能

Netflixの倍速機能

Netflixには倍速機能が標準で備わっています。
Amazon Primeは存在しませんが、Netflixには倍速機能があるため、Netflixオリジナルの作品に関しては倍速を考慮してつくられているべきではないでしょうか。

iOSやmacOSのピクチャインピクチャ機能

最近のiPhoneやiPad、Macではピクチャインピクチャと呼ばれる機能が使えます。
これは動画を画面端に小さく表示して、他の操作もできるようにするというものです。

まさにながら見のための機能です。

YouTubeのピクチャインピクチャ

iPhoneやiPadのピクチャインピクチャ機能はOSレベルの話ですが、たとえばYouTubeアプリだと画面下に動画を小さく表示できます。

YouTubeだと小さすぎますが、iPadだと右下に表示できるため、見ながら別動画を探したりできます。

真剣に見てもらえるという幻想を捨てる

広告だけでなく、コンテンツですら真剣に見てないだろうなと思うことが多々あります。

最近の映画は、冒頭に衝撃的なシーンを持ってきて、そこから「○時間前」なんていう風にさかのぼる構成が多いと聞きます。
これは話が時系列順に進んでも見ている側の集中力が持たなかったり、NetflixやAmazon Primeで最後まで見てもらえないからだそうです。

衝撃的なシーンを最初に持ってくることで「何があったんだ?」と見ている側を引っ張り込んでいるわけです。

  • どういう工夫ができるだろう?
  • どこが食いつくだろう?
  • それでも本当に伝えたい部分はどこだろう

コンテンツをつくるときに「真剣に見てもらえるだろう」という幻想は捨てて、見てもらえないかもしれない前提で考えることが大切かもしれません。


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