永富 咲永富 咲 / 2022年9月9日

ゲームに学ぶ UI/UXデザイン

UX / UI のデザインに強いWebシステムの開発と、BtoB Webマーケを支援するWeb制作を提供するN’s Creates (エヌズクリエイツ) 株式会社の永富です。

N’s Createsでは、主にスマートフォンで利用できるアプリ開発や、WebサービスのUIデザイン・構築などを行なっていますが、現代ではUI / UXが重要視される分野はかなり多岐に渡ります。

普段担当している案件とは違う分野で、私がUIデザイナーとして普段から興味深く見ているのが、ゲームのUI/UXデザインです。

普段の生活で役立つものや、仕事の効率化を目的として使用するようなアプリとは、デザイン性や考え方なども大きく異なる部分はもちろんありますが、「細かい配慮がユーザーの体験の良し悪しを大きく左右する」ということは変わらないと思います。

今回は、そういった「細かい配慮」に気づいたり、ユーザー視点を考えるという点で、ゲームのUI / UXを通しておもしろく学べそうなコンテンツを紹介します。

桜井政博のゲーム作るには

https://www.youtube.com/c/sora_sakurai_jp/featured

先日開設された、「星のカービィ」シリーズや「大乱闘スマッシュブラザーズ」シリーズなどのディレクションを担当されたゲームクリエイター、桜井政博さんによるYouTubeチャンネルです。

かなりのヘビーゲーマーとしても有名な桜井さんですが、このチャンネルはいわゆる「ゲームの実況配信」ではなく、ゲーム開発におけるトピックスやゲームデザインの考え方などを発信していくそうです。
私も何本か見ているのですが、ひと手間加えるだけでプレイヤーの爽快感が増すポイントやユーザーに伝わりやすい仕様などが紹介されていて、既にたくさんの気づきがありました。

ひと手間のこだわり

例えば、「敵を倒した時に一瞬画面の動きを止める」という仕様。

私はゲーム開発には詳しくないですが、桜井さん曰く、少し動きを止めたりスローな動きにしたりすることはそれほど難しい仕様ではないそうです。でも、その仕様の有無でユーザーの体験が大きく変化するということが、動画内でわかりやすく説明されています。細かいことの繰り返しで面白さや遊びやすさが増すんですね!

今はどちらかというと、操作性やゲームの面白さといった、プレイに関わるユーザー体験寄りのコンテンツが多いですが、今後UIデザインについても触れられる機会があるのではないかと予想しています。ゲームは一つの画面でできることが多かったり、直感的に理解できることがとても重要そうですし、取り上げられる内容によってはかなり参考になるのでは?と楽しみにしています。

動画自体の演出にも注目

動画の作り方にもかなりこだわりが見えます。実際に操作して動いているようなエフェクトが使われていたり、テロップの入れ方がゲームのチュートリアルっぽかったりと、細かい部分でゲームを連想させるデザインになっているように思います。神は細部に宿るんですね。

ちなみに、これだけこだわりを感じる濃密なコンテンツなのにも関わらず、広告はつけないとのこと……びっくりです。
ゲームクリエイターとして、ご自身の担当されるお仕事だけではなく、業界のことを真剣に考えられているのが伝わります。

まとめ

他業界のプロのお仕事の様子を垣間見られるのはとても面白いですよね。それが自分の仕事と少しでも関わりがあるものであればなおさらです。

ここで番外編ですが、糸井重里さんが運営されている「ほぼ日刊イトイ新聞」のYouTubeチャンネルで桜井さんへのインタビューをされた動画があります。
「聞く、ほぼ日」というタイトル通り、ラジオ感覚で聴けるものなのですが、桜井さんの仕事ぶりや考え方に触れられる内容となっており、こちらも大変おもしろかったので併せて紹介しておきます。(全4回の大ボリュームです!)

UIデザイナーとして仕事をするようになって、これまで気にしていなかったところでも「良いUI / UXかどうか」という視点を持つようになりました。

仕事に関わることだけでなく、日常生活でもこれまでと違う観点を持つのは面白いなと思います。

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