UX / UI のデザインに強いWebシステムの開発と、BtoB Webマーケを支援するWeb制作を提供する
N's Creates (エヌズクリエイツ) 株式会社 UIコーダー 齋藤 (@31mskz10) です。

コピーライターの糸井重里さんの著書『ボールのようなことば。』に下記の言葉があります。

コピーライターの世界には、昔から「キャッチフレーズを100本書け」というような練習法が、あるらしいのです。
ぼくも、そうしないといけないかぁと若いころには、思ったこともありました。
そしてはじめてみて、すぐにやめました。

キャッチフレーズを100本も書くというのは、順列組み合わせみたいなものを機械的に記して、数をそろえるということになりがちです。
これ、ある意味では頭を使わないということです。
数だけはそろいますし、やっていて楽しくないですから、いかにも努力して達成したという気持ちになります。

(中略)

「発想の千本ノック」みたいなことは、考えずに書けるようになるにはいい練習かもしれない。
でも、考えたり思ったりと関係ないことばは、ほんとうのことばじゃないわけですから、書けないままのほうが、よっぽどいいわけです。

『ボールのようなことば。』p142〜p144「日曜日はコピーライティング教室」より

非常に印象的でした。
コピーライティングに限らず、アイデアを出すときは「まずは100個出しなさい!」「千本ノックだ!」「まずは量を出しなさい!」のように数を指標として出されるイメージが強かったからです。

もちろん量は大切ですが、量(数値)を目的にしてしまうのはあまりよくありません。
いつの間にか量が目的になってしまっているケースは確かにあるなと感じました。

いつの間にか量が目的になっているケース

たとえば野球の素振りで「毎日100回素振りしよう」と決めて毎日続けるとします。
数日経てばフォームを意識せず、緊張感も持たずにただただバットを振っているだけになってしまいます。

それよりは1回1回フォームを意識して、本番さながらの緊張感を持って10回真剣に素振りした方がはるかに上達するように思えます。

量が多いと「頑張った」と思い込める

「アイデアを10個出しました」と「アイデアを100個出しました」では、後者の方が自分自身「頑張った」と思えます。
実際にまわりの評価も、後者の方が頑張っていると評価するでしょう。

しかし、アイデアを100個出すために微妙な部分で変化させてかさ増しをしているかもしれません。

逆にアイデアを10個出すときは最初からありきたりなアイデアは排除しているかもしれません。徹底的に考え抜いて10個出しているかもしれません。
しかしそれは評価しにくい部分です。

どうしても量が多い方が自他ともに評価しやすく、その環境で小さい頃から育っていると、量を求めるようになってしまいます。

目的は何なのかを意識する

量が大事か質が大事か、よく聞く問題です。
量も質も大事だろうというのは当然の話ですが、いまどちらを重視するべきなのかは目的を意識すれば見えてくると思います。

「アイデアを100個出す」ことは、最終的には「素晴らしいコピーライトを1つ生み出すため」のはずです。

アイデア100個のためにかさ増しのようなアイデアを出すのは、その目的に沿っていません。
沿っていないということは、目的自体がズレてしまっていて「アイデアを100個出す」こと自体が目的になってしまっています。

逆に「そもそもアイデアが何も思いつかないから、ありきたりでもなんてもいいからまずは量出せるようにする」ような意図がある場合は、アイデアを大量に出すことも目的に沿っています。
逆にそこで質にこだわっていては、成長が遅くなってしまうでしょう。

そうは言っても、気がつくと目の前のことでいっぱいいっぱいになってしまうのが人間です。

「いまやっていることは最終的な目的に合っているんだろうか?」
常に考えながら、逸れてるときには微調整しながら少しずつ改善を繰り返していけるようになりたいものです。


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