UX / UI のデザインに強いWebシステムの開発と、BtoB Webマーケを支援するWeb制作を提供するN’s Creates (エヌズクリエイツ) 株式会社の高田です。

普段仕事をしていて「なんだか内容がフワッとしている」「この内容を伝えたいけどうまく言い表せれない」「そもそも正しく理解できているのか」などを考えることがあります。
そんなモヤモヤをどうにかクリアにできる考え方や手法がないかと、色々な書籍を探していたところ、曖昧なままの物事を明晰にし、正しく理解するための助けになりそうな書籍を見つけたので、この機会に重要だと感じた点をまとめてご紹介していきたいと思います。

著者紹介

著書:馬田隆明
【解像度を上げる――曖昧な思考を明晰にする「深さ・広さ・構造・時間」の4視点と行動法】

始めに、当書の著者である馬田隆明さんは、
現在東京大学FoundXのディレクターをされており、スライドやブログ、Youtubeなどで様々なスタートアップ向けの情報発信されている方です。
当書はもともとスライドで公開されていた資料でしたが、内容をより詳細にまとめられて書籍化されました。

解像度とは

まずタイトルにもある通り「解像度」について、
おそらく多くの方がイメージするのは、ディスプレイや画像に対して用いられる言葉だと思います。
ですが、昨今ビジネスシーンでよく用いられるようになっており、「解像度が高い」や「解像度が不足している」などのように使われています。

ビジネスで用いられる「解像度が高い」とはどのような状態なのか、
それは、「物事を深く、広く、要素を分解したうえで構造化し、重要なポイントが特定できており、時間の影響も考慮できている」な状態であることと述べられています。

では逆に「解像度が低い」状態とは、
「物事を正しく理解できていない、疑問点が出てこない、なにを質問したらいいかがわからない」といった状態だと思います。
仕事や案件内容によって物事の捉え方も様々で、一度で解像度の高い理解をすることは難しいと思いますので、「解像度が低い」状態から少しでも早く、正確に解像度を上げていくための、次に紹介する『4つの視点』について、自分なりの解釈も交えてアウトプットしていこうと思います。

解像度を上げる4つの視点

1.『深さ』の視点

課題に対して原因や要因をどれだけ細かく、具体的に掘り下げれているか

多くの方が、この『深さ』の視点についての理解が難しく、曖昧になってしまうそうです。かく言う私もこの深さへの理解が足りていないと感じています。
課題に対して、原因となる根本的な部分を理解できていない状態だと正しい解決策を導けず、そもそも何が原因なのかさえもわからない状態に陥ってしまう事もあるので、十分に気をつけなければいけません。
例えば美味しい料理を食べた時、解像度が低い状態だと「美味しい料理だった」という感想だけで終わってしまいますが、深い視点で意識すると「どうしてこんなに美味しいのか」「この料理を再現したい」という課題が出てきて、その先の「この食材はなんだろう」「どんな調味料を使ったんだろう」「どんな調理法をしたんだろう」といったように、原因や可能性をより深掘りしていくことで解像度を上げていくことができます。
どんなことでも「なぜ?」「どうして?」といった疑問を常に持ち、考える続ける癖をつけていくことが大事だと感じました。

2.『広さ』の視点

考慮する原因や要因、アプローチの多様性を確保すること

広さの意味は、縦ではなく横の広がりで、多種多様な物事への調査や知識量を持って考えることができているかだと思います。
これも料理の例えになりますが、多くの料理店を知っている、たくさんの料理のレパートリーを知っていることで、その多くの情報を比較し、組み合わせて新たなメニューの考案や思わぬ可能性を見出すことも、課題を解決し最適な答えを導き出すためには深さだけではなく、時には幅広い知見も必要ということになります。
ただ、視野を広げすぎて本来の目指すべき課題から遠ざかりすぎてしまったり、余計に曖昧になってしまう可能性もあるのでバランスが大切ですね。

3.『構造』の視点

「深さ」や「広さ」の視点で見えてきた要素を、意味のある形で分け、要素感の関係性や相対的な重要性を把握すること

この構造化は物事を把握し、正しく解像度を上げるためには必要不可欠であると著者は述べています。
「深さ」や「広さ」で検討した要素を出しただけでは、ただの知識の羅列になってしまい「各要素に対しての共通する部分はどこで、その差や違いはなにか」「どのような関係性があり、最も重要である要素はなにか」を整理できていなければ、たとえ解決策を提示したとしても、説得力が弱く、指摘された際に相手に納得してもらえるような説明をすることができません。
様々な選択肢がある中で、状況や課題感に応じた提案を構築し取捨選択をできている状態であることが、構造化を理解できている一つの指標になるといいます。

4.『時間』の視点

経時変化や因果関係、物事のプロセスや流れを捉えること

私たちの住む世界には必ずといって「時間」が存在していて、「深さ」「広さ」「構造」で上げてきた解像度も例外なく、時間と共に変化していくことを忘れてはいけないとのことです。「タイムイズマネー」という言葉があるように、時間が過ぎればおのずと人の行動も変わり、市場も刻一刻と変化し続けていきます。
たとえ構造化までしっかりと解像度を高く把握できていたとしても、時間の流れによる変化があることを適切に予測できていなければ、「あの時は正しかったはずなのに、今は的外れな内容だった」ということになってしまう可能性もあるので、この時間軸をどれだけ意識できるかが、解像度を上げるうえでの最後のピースになえるのだと感じました。

まとめ

今回は、馬田隆明さん著書の
【解像度を上げる――曖昧な思考を明晰にする「深さ・広さ・構造・時間」の4視点と行動法】を読んでみて感じた重要な点をご紹介しました。
正直なところ、目から鱗な内容もありましたが、実際に自分の視点や考えがすぐ変えられるかというとそう簡単な話ではないと感じています。
今ままでの経験則や、元々持っている感性の部分も大きく影響してくると思いますので、まずは得た知識をしっかりとインプットして、常に意識することを癖つけながらトライ&エラーを繰り返していき、解像度を上げる訓練に繋げていきたいと思います。
当書では、他にも意識すべき「型」についてや、様々な観点からのアプローチについても書かれておりますので、この記事を読んで「もっと解像度を高めたい!」と思った方や少しでも興味を持った方には、ぜひお勧めしたい一冊となります。
それでは、また役立ちそうな書籍や情報がありましたら発信していきます。


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