西山秀治西山秀治 / 2023年12月15日

Flutterについて

UX / UI のデザインに強いWebシステムの開発と、BtoB Webマーケを支援するWeb制作を提供するN’s Creates (エヌズクリエイツ) 株式会社の西山です。

Flutterについて

本記事では、最近私が業務で関わるFlutterに焦点を当ててみたいと考えています。
Flutter(フラッター)は、Googleが開発したオープンソースのUIフレームワークで、iOSとAndroidの両方のプラットフォーム上で動作するモバイルアプリを構築することができます。

1. Flutterとは?

Flutterは、異なるプラットフォーム上で美しいネイティブアプリケーションを構築するためのGoogleが開発したオープンソースのUIフレームワークです。Googleが開発しているため、アクティブにサポートされており、近年開発者コミュニティも拡大しています。

2. Flutterの特徴

  • ホットリロード: アプリの変更を即座に反映でき、素早い開発サイクルを実現します。
  • ウィジェットベースの構築: UIを構築するためにウィジェットと呼ばれる再利用可能なコンポーネントを使用します。
  • クロスプラットフォーム: iOSとAndroidの両方のプラットフォームに対応します。

3. FlutterとReact Nativeの違い

FlutterとReact Nativeは、どちらもクロスプラットフォームのモバイルアプリ開発に使用されるフレームワークですが、いくつかの違いがあります。

  • プログラミング言語: FlutterはDart言語を使用し、React NativeはJavaScriptやTypeScriptを使用します。
  • パフォーマンス: Flutterはネイティブと同等のパフォーマンスを提供し、React Nativeはわずかに劣ることがあります。

4. Flutterのメリットとデメリット

メリット:

  • 一貫性のあるUI: Googleが推奨しているマテリアルデザインでiOSとAndroidのアプリを作成し、一貫性のあるUIを提供しています。
  • 高パフォーマンス: ネイティブと同等のパフォーマンスを達成し、スムーズな動作を実現可能です。

デメリット:

  • 学習コスト: Dart言語やFlutterの独自のコンセプトに慣れるまでの学習コストがかかることがあります。
  • OSによる機能は別個に開発が必要: OSごとに搭載されている機能(カメラ機能や位置情報機能など)に関しては別個に開発が必要があります。
  • ライブラリの数が少ない: 2018年リリースの新しいフレームワークなのでSwiftやJavaなどと比較するとライブラリの数はまだ少ないです。

まとめ

FlutterはGoogleが開発した先進的なUIフレームワークで、クロスプラットフォーム開発に優れています。ホットリロードやウィジェットベースの構築、一貫性のあるUIなど、開発者にとって多くの利点があります。一方で、ライブラリの少なさや特定のOS機能の開発においては課題も存在します。Flutterの特徴や将来性などプロジェクトの要件に適しているかをなど、技術選定する場合は慎重に検討したいですね。


UX / UI のデザインに強いWebシステムの開発と、BtoB Webマーケを支援するWeb制作を提供する
N's Creates 株式会社は、神戸三宮オフィスまで週1出社(それ以外はリモートワーク)できる「デザイナー」「エンジニア」を募集しています。

興味のある方は、カジュアル面談しますので気軽にお問い合わせください!

同じテーマの記事

お問い合わせ

BtoBサービスのデザイン・開発に関することならお気軽にご相談ください

一緒に働く仲間を募集しています

採用情報

デザイナー、エンジニア共に募集をしています。

パートナー募集

現在は主に開発領域に対して募集しています。