UX / UI のデザインに強いWebシステムの開発と、BtoB Webマーケを支援するWeb制作を提供する
N's Creates (エヌズクリエイツ) 株式会社 UIコーダー 齋藤 (@31mskz10) です。

最近オフィスに出社したときのお昼休憩にパスタ店に行ったときの話です。
そこはパスタのサイズが「S」「M」「L」の3種類の中から選べるタイプのお店だったのですが、サイズの横にそれぞれ説明書きがありました。

  • S:他店舗の並盛りと同じくらいです
  • M:他店舗の大盛りと同じくらいです
  • L:満足感を得たい方向け

「Small」「Medium」「Large」の略なわけですから、てっきり「小」「中」「大」かと思いきや、この書き方だと「中」「大」「特大」です。
お腹も空いていたので、パッと見でMサイズにしようかと選びかけ、その後あわてて「やっぱりSサイズで」と変えました。

分かりにくいし、ラベリングの仕方がよくないのでは?と思いかけたとき、ふと「はなまるうどん」のことを思い出しました。

はなまるうどんの中は丸亀製麺の大より多い

うどんのチェーン店として有名な「はなまるうどん」ですが、実ははなまるうどんの「中」サイズは丸亀製麺の「大」サイズより量が多くなっているそうです。

昔見たテレビ番組で、これは「女性はたくさん食べたくても、大サイズを注文のは恥ずかしいから、あえて中サイズを一般的な大サイズにしている」ということらしく、意図してサイズ表記と量をズラしているのです。

今回のパスタ店も確かに女性客が多く、あえてそうしていると考えると納得できます。
「Lサイズください」とはなかなか注文しにくいのかもしれません。

命名は正確さ以外にも重要なことがある

自分自身、「正確性を意識した方がいい」と思っていました。
「Mサイズを注文したのにLサイズ分くるのは正確性に欠けるのでは?」と。

しかし、正確性を欠いて曖昧にすることで、満足する人もいるでしょうし、うまくターゲットのニーズに答えられるのかもしれません。

また、こうした事例を見かけたときに「ラベリングの仕方がよくないのでは?」と考えるだけでなく、一歩踏み込んで考えてみることでなにか得られるものがあるかもしれないと良い経験になりました。

今回のケースは、はなまるうどんの事例を知識として知っていて、それを引っ張り出せたので学びになりましたが、「これはよくないラベリングだ」で片付ける可能性も十分にありました。

真偽は分かりませんが「もし意図的にやっているとしたらどういう理由だろう?」と考えることは、日常生活から学びを得る良い問いかけになるかもしれません。


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