UX / UI のデザインに強いWebシステムの開発と、BtoB Webマーケを支援するWeb制作を提供する
N's Creates (エヌズクリエイツ) 株式会社 UIコーダー 齋藤 (@31mskz10) です。
この記事でも「ただ翻訳するだけではなく、多言語対応には考慮しなければならないポイントがたくさんある」ことを紹介しています。
このように、多言語対応・英語対応は単に翻訳すればいいというわけではありません。
そして音楽における英語対応は「YOASOBI」が完璧に行っていました。
今回はYOASOBIの英語対応について紹介します。
2023年に出された楽曲ではYOASOBIの『アイドル』が英語対応されています。
日本語版
英語版
聞き比べてみると分かりますが、英語版は英語の曲として違和感のないレベルに仕上がっています。
また、細かい部分にさまざまな「こだわり」がうかがえます。
日本語の歌詞をそのまま翻訳してしまうと、当然ですが文字数が変わってしまいます。
そのため、歌うときに不自然なほど早くなってしまったり、リズムに合っていなかったりなどの問題が出てきます。
そうならないために、YOASOBIの英語対応では歌詞として歌っても、できる限り違和感のないような翻訳がされています。
この時点で、「英語対応 ≠ 直訳」だと分かります。
サビの『誰もが目を~』の部分は『That emotion melts…』になっています。
実際に曲を聴いてみると分かりますが、英語なのにまるで日本語で歌っているように空耳するようになっています。
このように、ところどころ日本語のように空耳する箇所があります。
これもすごいこだわりですね。
この『アイドル』という楽曲はアニメ『推しの子』のOP曲として作成されています。
そのため、文字数や発音の関係で単に翻訳するだけでは対応が難しい場合は、『推しの子』の内容に合う範囲で歌詞をまったく別のものにしています。
YOASOBIは他にも英語対応の楽曲をいくつも出しています。
どれも非常にクオリティが高いので、「どんな工夫がされているんだろう?」という視点で見てみても面白いのではないでしょうか。
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