中田 和行中田 和行 / 2017年3月22日

空間デザインとその歴史

空間デザインとは、公共施設や店舗やホテル、場合によっては個人のお宅に至るまで、内装や調度品の整備設計を行うことです。
基本的には何もない空間に設計やデザインを行い、一つの目的を持った空間を作り上げることを「空間をデザインする」と言います。
これは屋内、屋外を問わない仕事です。

空間デザインを行う人たちのことを空間デザイナーと呼びますが、彼らの働いている業界は建築会社や内装設計事務所などが挙げられます。
空間デザイナーになるためには建築に関する知識やテクニックが必要となります。
特に工学部系の建築学科ではなく、美大系の建築学科出身の人が多い傾向があります。
また近年では専門学校などでこれらの知識を学ばれる方も多いようです。
建築士の免許を有している方もいらっしゃいますが、基本的には空間ディスプレイデザインやインテリアデザイナーなどの資格を持っていると採用にあたって有利に働くでしょう。
さてそんな空間デザインの歴史ですが、西洋に絞って紹介をしましょう。
古代エジプト時代や古代ギリシア時代では木材や石材で作られた調度品が多く採用されました。
またブロンズ製のものも現存しています。
近代になってくると産業革命が起き、工芸や建築の分野でも鉄やガラス、セメントなどを利用することができるようになってきました。
それによって鉄骨、鉄筋コンクリートでできた空間が増えてきましたので、そのような空間に調和するようなデザインが増加しました。
また布も様々な織物ができてきたおかげで、衣服などにも大きな変化が起こりました。
ですからこの時期には空間デザインの歴史は目まぐるしく変遷します。
特にインテリアの造形はそれぞれの地方によって独自の成長を遂げていきます。
北欧では従来の伝統的な手工業を大事にした職人制度を生かしながら成長を遂げています。
アントチェアやYチェアなどは、現代の空間デザイナーも多く採用しています。
一方アメリカでは金属のような工業材料技術を応用したモダンなものが特徴的に成長していきました。

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