魚返 真哉魚返 真哉 / 2017年4月26日

グラフィックデザインとその歴史

グラフィックデザインは、それぞれその時代のトレンドを代表しました。

ヴィクトリアは、1850年代から1900年代にかけて生まれました。産業革命後のイギリス社会を象徴し、強いタッチの文字と左右対称になっています。
次に、アーツ・アンド・クラフツは、1870年代から1910年代に流行しました。濃い密度の絵と自然をあしらい、曲線を使っています。
アール・ヌーボーは、1880年代から1910年代の生まれました。19世紀の世紀末と20世紀への転換期のデザインです。曲線で自然を表し、抽象的でフラット、流動的で、女性解放の潮流も見られます。
ダダは、1910年代から1920年代の20世紀初頭を代表するデザインです。写真やテキストをいろいろ不規則に組み合わせたデザインです。当時の社会や伝統に対する価値観に疑問を呈しています。
アヴァンギャルドは、1920年代から1930年代に生まれました。鮮やかな色彩と幾何学模様、たくさんの文字が太くて大きいフォントで画面いっぱいに配置されています。
アート・デコは、1920年代から1930年代に、フランスで生まれました。伝統的な画法を使い、平面的で抽象的な形を採用し、クラシックで植民地文化を組み合わせ独特のものです。
インターナショナルスタイルは、1950年代から1960年代に生まれました。個性を追求せず、サンセリフフォントと写真を多く使っているのが特徴です。
ミッドセンチュリーは、1950年代から1960年代に、アメリカで生まれました。明るくカラフルで、消費者の購買意欲を向上させようとします。
サイケデリックは、1960年代から1970年代に生まれました。アメリカの若者達が担い手の中心です。明るくゴチャゴチャとした色使いで、渦巻き模様が特徴です。
ポストモダニズムは、1970年代から1980年代のデザインです。派手で主張が強く、気軽でカラフルなデザインが特徴です。機能よりも楽しさを中心にした、大衆的なものです。
グランジは、1990年代の、ニルバーナなどのグランジ音楽を背景に生まれました。鈍い色が多く、ぼやけて歪んだ写真、手書き文字と不規則なフォントを使っています。

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